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吉田先生がいらっしゃいました。

 東海地方を直撃すると思われた台風も西に逸れ,今回も無事練習を行うことができた。会場は名古屋市音楽プラザ。立派な会場でオルガンの吉田文先生をお迎えするということで,団員も緊張しながら気合い十分。初日は協奏曲と2日目に向けてオルガン付きのオルガンと合わせる箇所の最終確認。2日目は死の舞踏と初のオルガンを含めての練習というスケジュール。

 2日ともに「死から生へ」という道筋に沿ってそれぞれ場面のイメージを作ることが大きなテーマ。オーロラのような美しさ,人が生きていく中で味わう苦しみや一瞬の喜び。そんな様々な音楽を表現するためには奏者から今までよりももっとアイディアが欲しいとのこと。今回は表現が度を越してしまったり逆に不足してしまったりを繰り返すことになったが,これからにつながる大事な手がかりとなった。

 オルガンとの合わせは本番前日のリハーサルを除くと今回のみということでオルガンが演奏する場面を重点的に練習が行われた。「オルガン付き」というだけあってオルガンの響きの及ぼす影響は大きく,奏者それぞれに曲のイメージをより具体的にすることができた。総監督の言う通り,ここを最低ラインにしてこれからもっと良いトラオムにしていこう!